朝の顔のむくみ気になっていませんか?
朝起きて鏡を見ると「なんだか顔が腫れぼったい…」「まぶたが重い…」と感じたことはありませんか?
寝不足や塩分の多い食事をした翌日だけでなく、年齢とともに「慢性的なむくみ体質」になってしまっている方も少なくありません。
この記事では、東洋医学の視点から鍼灸師が
1、顔のむくみの原因
2、すぐにできるセルフケアとしてのツボ押し
をわかりやすく紹介します。
毎朝たった3分で、むくみ知らずのスッキリ小顔を目指しましょう。顔がむくむ3つの主な原因とは?
顔がむくむ3つの主な原因とは?
東洋医学では、顔のむくみは「気・血・水(き・けつ・すい)」の巡りが滞ることによって起こると考えます。
東洋医学でいう「気」とは、食事から摂れる栄養素や呼吸から取り込まれる酸素など
生きていく上で必要なものを総称して表しています。
「血」はその名の通り血液や血流を表しています。
「水」は血液以外の水分を表します。
その中でも、以下の3つが代表的な要因です。
① 水分代謝の低下(=“水滞”)
冷たいものの取りすぎや内臓の冷えによって、体内の「水」の巡りが悪くなります。
東洋医学ではこれを「水滞(すいたい)」と呼び、むくみの大きな原因とされています。
② 血行不良(=“瘀血”)
長時間同じ姿勢でいたり、ストレス・冷えが重なることで血の流れも滞ります。
血行が悪いと、余分な水分も排出されにくくなり、顔がパンパンになってしまうのです。
③ 肝・腎・脾の弱り
内臓の働きもむくみに深く関係します。
特に「腎」は水分代謝、「脾」は消化吸収、「肝」は巡りをつかさどるため、これらの臓が弱るとむくみやすくなります。
鍼灸師おすすめ!顔のむくみに効くツボ4選
ここからは、東洋医学の観点から選んだむくみに効果的なツボを4つご紹介します。
どれもセルフで押せる・簡単・すぐ実感できるものばかりです。
ツボの場所は目安でそのあたり付近で効いてる感覚もしくは、気持ち良く感じる場所を探してみましょう
1. 【四白(しはく)】

目の下、黒目の真下で骨のふちを触ると少しくぼんだところ。
- 効果:目元のむくみ・クマ・疲れ目に
- 押し方:中指で軽く3秒プッシュ×3回(左右)
2. 【地倉(ちそう)】

口角のすぐ外側、笑ったときにくぼむ部分。
- 効果:フェイスラインのむくみ、たるみに
- 押し方:人差し指でゆっくり円を描くようにマッサージ(30秒)
3. 【頬車(きょうしゃ)】
下あごの角、歯をグッと噛んだときに動く筋肉の外側のくぼみ。
- 効果:輪郭の引き締め、リンパ流れ促進
- 押し方:親指でグッと3秒押し→離す×3回
4. 【合谷(ごうこく)】
手の甲、親指と人差し指の骨が交わるくぼみ。
- 効果:顔全体のむくみ、血流・自律神経の調整にも◎
- 押し方:反対の親指で5秒ほどじっくり押す(左右交互)
ツボ押し+生活習慣の見直しでさらに効果アップ!
ツボ押しだけでも効果はありますが、プラスで生活習慣の見直しをすることで、よりスッキリ感を感じやすくなります。
普段から気をつけられることなので意識してみましょう。
・朝コップ1杯の常温水を飲む
→ 体内循環が促進され、身体の不要物が体外に排出されやすくなります。
→朝に限らず1日1.5ℓから2ℓを分割して摂れるとより効果的です。
・首・肩を温める or ストレッチする
→ 首肩まわりの血流を促すことで顔の巡りも改善
→特に首は血管が表面に出てきやすく温めることで血液循環をより高めます。
・塩分控えめ+カリウム多めの食材を選ぶ
→ きゅうり、アボカド、バナナ、昆布などがおすすめ
まとめ:むくみケアは“毎日コツコツ”がカギ!
顔のむくみは、体の内側のバランスの乱れや、ちょっとした生活習慣のクセが関係しています。
だからこそ、ツボ押しのような手軽なセルフケアを習慣にすることで、確実に変化を感じられます。
朝のルーティンに「ツボ押し3分」を加えるだけでも、きっと鏡の前の自分に笑顔になれるはず。
今日から、スッキリ小顔を目指してやさしく自分に触れてあげてくださいね。
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